普段生活していても聞きなれないものかと思います。
本記事ではそんな古物市場について解説いたします。
更新日:2025/11/23
古物商許可を取得し、いよいよ事業を始めようと準備を進めている方の中には、「どこで商品を仕入れればよいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そんなときに知っておきたいのが、プロの古物商が取引を行う場である「古物市場」です。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく「古物市場とは何か」「どのように参加できるのか」を解説します。
中古品販売・転売ビジネスの第一歩として、ぜひ参考にしてください。
古物商同士が中古品やリユース品を取引する場所は、専門用語で「古物市場(こぶついちば)」と呼ばれます。
古物市場は、古物商許可を取得した業者のみが参加できる業者専用の仕入れ・販売の場であり、一般の方が参加することは原則できません。
取引は主に競り(オークション)形式で行われることが多く、市場ごとに参加資格や登録条件が定められているのが一般的です。
また、古物市場は会場に集まって開催されるリアル市場だけでなく、インターネット上で開催されるオンライン市場も存在します。
古物市場に参加する際には、古物営業法に基づくルールや、各市場ごとに定められた条件を満たす必要があります。
まず、古物営業法では、市場に参加する古物商は古物商許可証を携帯し、求めがあれば提示する義務があります。
これは、適正な取引を行うための基本的な義務です。
また、多くの古物市場では、会員登録や保証金の預託、会費の支払いなどが必要です。こうした条件は市場ごとに異なるため、参加を希望する市場の規約や案内を事前にしっかり確認することが重要です。
例えば
USS(ユーエスエス) ※中古自動車オークション市場の大手
入会時に10万円の保証金を預託し、月額会費として5,000円(税別)がかかります。
横濱タイガーデン ※家具・家電などを扱う古物市場
登録費用30,000円、参加費3,000円に加え、新規入会には既会員からの推薦紹介が必要です。
このように、古物市場にはそれぞれ独自の参加資格が設けられているため、自分の扱いたい商品ジャンルや事業規模に合った市場を選ぶことが大切です。
① 相場より安く仕入れられる可能性がある
競り(オークション)形式のため、通常の卸価格よりも安く仕入れられることがあります。
そのため、利益率の高い取引ができる可能性があります。
② 商品ジャンルや数が豊富
中古家電、家具、衣類、骨董品、美術品、中古車など、ジャンルごとに特化した市場があり、自分の扱いたい商品を効率的に探せます。
また、定期的に開催されている市場が多く、安定して商品を確保できるのも魅力です。
③ 品質や信頼性が比較的高い
取引相手はすべて「古物商許可」を持つ業者なので、トラブルが少ない傾向にあります。
④ 掘り出し物やプレミア商品が見つかることもある
思わぬ価値のある品や希少な中古品が出品されることもあります。
ご自身の“目利き力”が大きな武器になります。
⑤ オンライン市場もある
インターネット上で開催される「オンライン古物市場」も普及しており、地方在住でも参加・仕入れが可能です。
古物市場は業者間のクローズドな取引の場であるため、一般には情報が公開されていないことも多く、外部からは実態が見えにくいという特徴があります。
その反面、思わぬ掘り出し物が眠っていることもあります。
そうした品を見極められるかどうかは、参加者自身の“目利き力”が問われるポイントです。
① 参加には事前登録や費用がかかる
入会金・保証金・月会費・参加費などが発生する点に注意が必要です。
② 仕入れは返品不可が基本
多くの古物市場では、落札後のキャンセルや返品は基本的にできません。
③ 初心者にはハードルが高い場合も
市場ごとにルールや慣習があるため、初心者にはわかりづらい部分も多く、最初は不安を感じるかもしれません。
④ 競り負けることもある
オークション形式のため、競り負けて仕入れられないこともあります。
⑤ 交通費や時間のコストもかかる
入会金等のほか、会場型の古物市場に参加する場合、移動の手間や交通費・宿泊費なども考慮しなければなりません。
古物市場は魅力的な仕入れ先である一方、毎月の会費や保証金など、継続的なコストがかかる点に注意が必要ですね。
また、取引はすべて自己責任で行われるため、判断を誤れば「損な仕入れ」になってしまうリスクもあります。
古物市場に参加しようとしている方は、不安や緊張とワクワクが入り混じっていると思います。
しかし、どんなベテランの古物商も、最初は初心者です。
少しずつ目利き力は身についていきますし、経験を重ねることで自信も育ちます。
焦らず、慌てず、自分のペースで挑戦してください。
あなたの挑戦が実りあるものになることを、心から応援しています。
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