更新日:2025/12/02
法令講習会とは、都道府県警察(あるいは管轄警察署)および地域の防犯協会等が合同で主催し、古物商許可を受けた者を対象に実施する講習会です。
対象は新規許可取得者および既存の古物商で、古物営業に関する法令の理解を深め、不正流通防止のための義務(本人確認、台帳記録、盗品防止など)を再確認する場となります。
多くの場合、年度を複数の期に分けて開催されています。
開催日時が決まり次第、営業所や古物市場の所在地を管轄する警察署から案内状が送付され、案内にしたがって申し込むことで受講できます。
なお、都道府県や地域によって開催頻度や運営体制に差があるため、必ずしも同様のスケジュールや案内方法で実施されるとは限りません。
警察と連携して防犯活動を目的とする、任意参加団体です。
活動の一環に、盗品の流出防止、法令講習会の開催、古物商プレートや台帳の販売などがあり、地域の防犯活動や古物商の営業をサポートする役割を担っています。
許可取得後に参加が義務付けられているものではありませんが、適切な運用を行ううえで非常に重要な機会の為、初回は参加を推奨します。
法令講習会では、古物営業法の基本的な仕組みから、日常の業務で押さえておくべき本人確認の方法、古物台帳の記載ルール、盗難品情報の取り扱い、警察からの照会への対応など、実務に直結する内容が詳しく解説されます。
特に、古物営業法は改正や運用の変更が比較的頻繁に行われるため、最新情報を把握するうえでも講習会の受講は有効です。
近年では、1万円未満でも本人確認が免除されない特定の古物品目が追加されるなど、事業者が注意すべきポイントが増えています。
このような法令改正や運用の変更も説明されるため、日々の業務の見直しや改善に役立ちます。
受講することで、法令違反リスクの軽減や業務品質の向上が期待できます。
また、従業員がいる場合は、講習会の内容を社内研修や教育資料として活用することも可能です。
特に本人確認や古物台帳への記録は実務担当者が直接行う業務であるため、共通の理解を持たせることで業務運営の精度を高めることができます。
古物商の講習会は法令遵守の徹底と適正な事業運営に欠かせない存在です。
参加は義務ではないものの、事業者としての信頼性を高め、リスクを低減するうえで大きな価値があります。
古物商として長く安定的に事業を継続するためにも、積極的に講習会を活用し、最新の法令や実務知識を常にアップデートしていくことが重要です。
古物商許可申請の取得代行は行政書士なばな事務所にお任せください!

⇩ ホームページやプランの詳細はこちらから ⇩
どんなに些細なことでもお気軽にご相談ください!
初回相談無料にて承っております。
⇩お問い合わせはこちらから⇩
