メルカリとメルカリShopsの違いや、Shops出店の流れ・必要書類・古物商許可の要否を詳しく解説。中古品販売を始める方に最適な販売手段を分かりやすく紹介します。

メルカリShopsとメルカリ(通常版)との比較

更新日:2025/12/04

メルカリShopsとは?

日本国内で最大級のフリマアプリであるメルカリは、2025年時点で月間利用者数が約2,300万人に達しており、多くの利用者に支持されています。
そのメルカリ内で、個人の不要品売買にとどまらず、事業者がショップとして複数商品をまとめて在庫・販売管理できるサービスとして提供されているのがメルカリShopsです。
物販をこれから始めようとする場合、「不要になった物を単発で売る」のか、「仕入れて継続的に販売する」のかによって、通常のメルカリとメルカリShopsのどちらを使うべきかが変わります。
本記事では、両サービスの特徴や違いを比較しながら、どちらを選ぶべきかを分かりやすく解説します。


メルカリShopsでの出店のメリット

通常のメルカリは、

『個人向けフリマアプリ(C2C)』
『不用品販売が中心』
『商品は1点ものが基本』

という性格が強く、手軽に出品できる反面、

『複数個の販売や在庫管理を効率的に行うのは難しい』
『ショップ形式に比べて信頼感が低く見られやすい』
『再出品や販売管理を自動化しにくい』

といった課題があります。


一方で、メルカリShopsではこれらの点をカバーできる仕組みが整っています。
ショップ形式での出店により、複数在庫の管理が可能になり、効率的に継続的な販売が行えます。
また、事業者向けに設計されているため、信頼感の向上や販売の自動化・管理のしやすさといった、事業を継続的に運営するための仕組みが整備されています。


メルカリ メルカリShops
主目的 個人の不要品を売る 事業として商品を販売する
出店形態 アカウントのみ ショップ開設(審査あり)
販売数量 基本1点ずつ 在庫数管理が可能(多数量販売)
再出品 手動が多い 定期出品・在庫管理で自動化しやすい
販売手数料 商品価格の10%
古物商許可 不要品処分なら不要 中古品扱う場合は原則必要



メルカリShopsの出店の流れ

1. 出店アカウントを準備する
   
2. ショップ開設申請を行う
   
3. 本人確認・必要情報の提出
   
4. 審査
   
5. ショップオープン


参考 ☞ショップアカウントを作成する手順


上記のような流れが一般的です。



本人確認・必要情報の提出について

メルカリShopsの出店申請には、本人確認や事業者情報の提出が必要です。
個人事業主として出店する場合、提出が求められる書類には以下のようなものがあります。


• 過去2年以内の所得税青色申告決算書
• 確定申告書を税務署に提出したことを証明するためのスクリーンショット
• メルカリShops以外の販路情報
• 許認可証情報・許認可証画像
• 特定のブランド品を取り扱う場合、審査に必要とされる書類・情報
• 本人確認書類・画像


などが挙げられます。
なお、必要書類は個人事業主か法人か、扱う商品カテゴリによって異なる場合があります。


メルカリShopsの申請には古物商許可が必要なのか

審査の際に、特定の商品の製造および販売を行う場合は、決められた免許・許認可証による情報提供が必要になります。
そのため、中古品を継続的に取り扱う場合は古物商許可を取得し、メルカリShopsに許認可証の画像提出と必要情報の入力をしなければなりません。



メルカリShopsで取り扱うことのできない中古品

メルカリShopsでは取引の安全上、取り扱うことのできない中古品が定められています。
金券類及び自動車自動二輪車は取り扱うことができないため注意が必要です。
その他にも、刀剣類危険物医薬品食品なども規制対象であり、禁止品目は公式ページで確認することが重要です。



まとめ

中古品を継続的に販売する場合、通常版メルカリよりもメルカリShopsでの運営の方が、顧客からの信頼感を得やすく、複数在庫や商品の管理も効率化できるというメリットがあります。
手数料も10%で同程度のため、コスト負担はほぼ変わりません。
一方で、Shopsでの出店には審査があり、継続的に中古品を扱う場合は古物商許可が必要です。
自身の販売スタイルや事業形態に応じて、最適なプラットフォームを選びましょう。




 

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