古物商許可申請の申請書には『主として取り扱おうとする古物の区分』という選択欄があります。今回はその中の一つ【写真機類】について解説いたします。

【品目】写真機類とは?

更新日:2025/11/23

古物営業法における写真機類とは

古物営業法において、古物は13品目に分類されており、その中の一つが「写真機類」です。
写真機類とは、プリズム、レンズ反射鏡等を組み合わせて作った写真機等のことを指します。
また、古物商許可を取得して中古の写真機類を扱う人を「写真機商」と言います。



写真機類の具体例

デジタルカメラ
フィルムカメラ
レンズ
望遠鏡
双眼鏡
顕微鏡


などが該当します。
記録装置としての機能の有無や、撮影目的で使用されるかがポイントとなります。



写真機商の良いところ

写真機の特徴としては、趣味として写真撮影や映像記録を楽しむ個人ユーザーから、プロのカメラマンまで、幅広い層に利用される点が挙げられます。
一方で、もうひとつの大きな特徴は、コレクター市場の存在です。
特に古いフィルムカメラや、希少なレンズ、限定モデルなどは、コレクターの間で高い人気を誇り、高額で取引されるケースもあります。
メーカー別では、Canon(キャノン)やNikon(ニコン)、Leica(ライカ)などの製品が海外でも根強い人気を持ち、世界中にファンが存在します。
このように、写真機類は実用品としての価値だけでなく、資産的な価値や趣味性も兼ね備えた商品カテゴリーであるため、中古市場でも安定した需要があります。
希少性や保存状態によっては、高額取引につながる可能性もあり、古物商にとって非常に魅力的な品目の一つです。



写真機類を取り扱うにあたっての注意ポイント

中古写真機は、外見だけでなく内部状態の確認が極めて重要です。
そのため、丁寧に状態チェックする必要があります。
具体例として、


・本体の傷
・ファインダー内のごみ、カビ
・イメージセンサーの傷やごみ、カビ
・使用シャッター回数
・ピントのずれ
・バッテリー・付属品の有無
・生産終了、ファームウェアの更新による市場価格の変動


などが挙げられます。
プロのカメラマンやカメラコレクターを相手にすることが多い写真機類の取り扱いでは、商品の状態確認に細心の注意を払う必要があります。
そのため、単に動作するかどうかだけでなく、外観・内部・付属品の状態を総合的にチェックし、正確に説明できることが信頼につながります。



まとめ

カメラの世界は奥深く、プロもマニアも機材の状態にはとことんこだわる人が多いです。
だからこそ、ちょっとしたキズやレンズのくもり、シャッターの調子まで細かく見極める目が大切です。
高価なモデルや希少品も多いため、しっかりチェックして丁寧に扱えば、信頼も売上もついてきます。
写真機類は、ビジネスとしての安定した収益が期待できるだけでなく、趣味やコレクションとしての楽しみも深い、古物商にとって魅力あふれるジャンルです。
専門知識を活かしながら、多彩な顧客層と繋がれるやりがいの大きい分野です。



 

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